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2011年7月11日 (月)

震災後4ヶ月

震災後4ヶ月も経つと言うのに、被災地の復旧は進んでいない。瓦礫すら35%しか片付いていないという。いまだ多くの人々は避難所生活を強いられている。学校も仮住まいだ。1割程度だった困窮家庭が、9割になったと言う。仕事を失ったのだから、当然だ。それなのに、救いの手は一向に届かない。

放射性物質は相変わらず日本の空に降り注ぎ続けている。技術の粋を尽くしたはずの汚染除去装置も故障続きで冷却装置もやっと動き出した所だ。汚染拡大を止める覆いを架けるまでにはまだまだ時間が必要だ。政府発表の30キロ圏を逃れて飯館村に避難したばっかりに被爆した住民たちに、誰がお詫びしただろう。

にも拘らず、政治は一向に機能していない。復興大臣は、9日で辞任する始末。菅首相は、ころころと方針を変え、政権内も民主党内もばらばら。自民党も政権交代のチャンスとばかり、足を引っ張ることしか考えていない。

めどがついたら辞めるといった菅首相がこだわる再生可能エネルギー特別措置法案なるものも、自然エネルギーを現在の電力10社に買い取らせれば、電気料金を値上げしてツケを国民に回すだけ。経産省を操る電力会社の利権の源を増やすだけ。何も変わっていない。

官僚は電力会社と組んで、脱原発の足を引っ張る。電力が足りないのは本当なのか。東電は、埋蔵電気の送電を拒否していると言う。単に原発を守ろうとしているだけではないのか。それが端的に出たのが、九電のやらせメール事件。

もっとも、日本の企業も政府も、隠蔽ややらせは当たり前。自分のことしか考えない利己主義と責任逃れがはびこっている。今の時代内部告発が当たり前だから、ばれるに決まっているのに、まず隠そうとする。日本は何時からこんなにウソで塗り固めた国になってしまったのか。日本社会の仕組みも、日本人の心も本当に変になってしまった。苦しみの中で立ち上がろうと頑張っている被災地の人たちの方がよほど輝いて見える。

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