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2012年6月 1日 (金)

読書メーター

■3月から、「読書メーター」という読書家たちのSNSに参加している。シニア・ライフは読書が中心になるが、読みっぱなしでは頭も整理できないし、記憶に残らない。記録に残すことが、励みになるだけでなく、感想に対して仲間からコメントやナイスという確認をもらうことも励みになる。また他の人が、同じ本にどんな感想を持ったかを読むのも楽しいし、仲間が読んでいる本から、面白そうな本を見つけることもできる。

■「読書メーター」のサイトで、月初めに、前の月に読んだ本と感想を一覧にしてまとめてくれるサービスがあるので、それをこのブログに貼り付けることにした。

■2012年5月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2806ページ
読んでた本の数:2冊
積読本の数:2冊
読みたい本の数:2冊

▼読んだ本
■3・11後の建築と社会デザイン (平凡社新書)
3.11は、日本の社会の様々な問題点を露わにし、今後の社会のあり方を色々と考えさせた。この本は、これまで作られてきた都市や住宅が大量消費・個人主義・所有を前提にしており、すべては経済政策によるものであることを教えてくれる。震災復興はなかなか進まないが、従来の経済政策の延長上で復興すべきではないと主張する。政府も官僚も東電も企業も、今までのやり方への反省が全くない中で、コミュニティや生活者やシェアの視点からの提言は貴重だが、NPOやNGOや建築家の少しずつの活動だけでどこまで社会を変えらるのだろうか?
読了日:05月29日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19356087

■阪急電車 (幻冬舎文庫)
実にお洒落で楽しい小説だ。一見どこにでもありそうな人間関係や出来事を描いた短いいくつかの物語を、電車に乗せて各駅ごとに、人間関係を少しずつ重ねながら、すれ違ったり、行きずりの関係を持たせたりしながら綴っている。うまくドラマが仕組まれているのだが、実話のように自然なので、すっと取り込まれてしまう。人はそれぞれの物語を抱えて生きているけれど、本人は気づかないことが、傍目からは良く見えることがあるという真実。「人生の機微を味わえる」物語が満載だ。
読了日:05月23日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19206108

■楊令伝 2 辺烽の章
登場人物が多くなかなか頭に入らないが、ようやく全体の構図が見えてきた。梁山泊と宋、金と遼そして方臘(ほうろう)の5つの勢力争い。楊令がどんな人物かがようやくわかってきた。強いだけでなく人を引き付ける力を持っている。彼は言う「志が、夢が、国という形になってしまったら、また同じことです。権力や富の奪い合いが起きる。」とクールだ。しかし、「闘って、生きる。志のために、夢のために、そして死んでいった人たちのために、生ある限りは、闘う。」と熱い。第三巻では、いよいよ戦いが始まりそうだ。
読了日:05月21日 著者:北方 謙三
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19134775

■騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実
福島原発事故は人災であるが、今なお誰も責任が問われず、原因究明もできないのに、政府は原発を続けようとしている。人間のやることに事故は避けられないが、原発事故は悲惨すぎる。放射線汚染は、東北だけでなく程度の違いはあれ日本、世界に拡散した。汚染されていない食べ物はもはやないのだが、真実は語られない。SPIEEDIのデータは米軍にはすぐ提供されたのに、それを知らされなかった南相馬の人たちは飯館村に逃げ被爆した。利権のために、本当は一番コストの高い原発が偽装され一番安いことになっている。騙される人にも責任がある。
読了日:05月19日 著者:小出 裕章
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19103028

■楊令伝 1 玄旗の章 (集英社文庫)
最後になってやっと楊令が登場した。2巻からは話が進展しそうだ。侯真や花飛麟といった若者がどのように成長していくのかが楽しみ。
読了日:05月11日 著者:北方 謙三
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18872004

■「日本」を捨てよ (PHP新書)
問題山積の現在の日本で、政治家や官僚を批判するものの「どうしたらいいのかわからない」閉塞感と無力感が漂う。日本人は奴隷のように支配者に従順な生き方をしてきたが、個人を縛る社会構造や権威は特定の人間や集団だけに有利なように作られた幻想であり洗脳の結果である。世界でも有数の豊かな国になった今、日本人はもっと自由に目覚め「やりたいことをやれ」と主張する。北朝鮮のことを言う前に、自分たちもかなり洗脳されていることに気付くべきだと思った。具体的な道州制の政策提言も説得力があり賛成できる。
読了日:05月09日 著者:苫米地 英人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18824594

■泣ける話、笑える話―名文見本帖 (文春新書)
サブタイトルに名文見本帖とある通り、素晴らしい文章を堪能させてもらった。徳岡氏と中野氏が交互に5ページほどの話を40本書いているが、82歳の徳岡氏は、新聞社での記者、海外支社、米国留学、著作、大学教授等の長い豊富な経験を、そして66歳の中野氏は身近な人々、気に入った本、失敗談などを中心に、ご自分も含めた色んな人の色んな出来事を描いている。特に中野氏の”人間一生糞袋”に笑わされ、「ながらえば」の笠智衆の話に泣かされた。そして「人間っていいもんだ」と改めて感じさせてくれた。
読了日:05月06日 著者:徳岡 孝夫,中野 翠
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18754775

■1Q84 BOOK 3
巧みなストーリー展開に引き込まれて面白かったが、最後が肩すかし。不思議な世界での出来事が大きな展開を見せるその前に、二人はそこから逃げ出してハッピーエンド。現実と言われる世界も実はすべて幻想であって、価値観によって世界の見え方は異なる。天吾も青豆もある意味で宗教的な組織とは相容れない自立した価値観で生きているから、その世界から抜け出せたと読める。二人を結びつけたのが、牛河という共通の敵であり、空気さなぎという神秘現象というのも暗示的。人の心は一筋縄では行かないということか。
読了日:05月03日 著者:村上 春樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18670800

▼読んでた本
■クジラの彼
著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/b/4048737430

■楊令伝 3 盤紆の章 (集英社文庫)
著者:北方 謙三
http://book.akahoshitakuya.com/b/4087467279

▼積読本
■「おじさん」的思考 (角川文庫)
著者:内田 樹
http://book.akahoshitakuya.com/b/4043707053

■ゴールドマン・サックスが解れば世界経済を操る大謀略が見えてくる
著者:鈴木 啓功
http://book.akahoshitakuya.com/b/488086269X

▼読みたい本
■オーケストラの職人たち (文春文庫)
著者:岩城 宏之
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167271060

■「なぜ?」から始める現代アート (NHK出版新書)
著者:長谷川 祐子
http://book.akahoshitakuya.com/b/4140883642

▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

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