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2012年7月 1日 (日)

6月の読書メーター

6月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2006ページ
ナイス数:53ナイス

■成熟日本への進路 「成長論」から「分配論」へ (ちくま新書)
著者は、経営コンサルタントらしく、ビジョン、戦略、組織・制度、精神風土と手順を踏んで、分かりやすく日本の進むべき路・やるべきことを説明していく。キーワードは、「成熟社会」である。日本は成長フェーズが終わり成熟フェーズに入ったにも拘わらず、成長神話から抜け出せないがゆえに、政策のダッチロールも、経済政策の非効率も、官僚機構の不毛も発生していると説く。今まで自分の頭の中でモヤモヤしていた日本の政治経済について、かなりスッキリと総括的に整理することが出来た。
読了日:06月28日 著者:波頭 亮
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20121514

■ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」
パソコンや読書でどうしても前かがみになり、首や肩が凝るようになった。姿勢を正しくしようとしても、いつの間にかまた猫背になっている。そんな悩みを解消できないものかと手に取った。4つの注意点。①胸一杯に深く呼吸する。②立つときは大腿骨に乗り、座るときは坐骨に乗る。③「腕の付け根は肩甲骨」を意識して大きく動かす。④「足の付け根は大腰筋の上部・鳩尾の下」を意識して大股に歩く。効果はありそうだが、さていつまで意識して続けられるかが問題だ。
読了日:06月20日 著者:小池 義孝
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19925461

■楊令伝 4 雷霆の章
方臘と童貫の戦いが始まった。死を望み突き進む70万の信徒の海にも動じなかった童貫が、自ら前線に立ち死にに行くという捨て身の方臘に不気味さを感じ、一旦引き下がるところが面白い。そんな方臘にますます引き込まれる呉用は、梁山泊に戻れるのだろうか。遼との戦いは決着が着き、宋と梁山泊との戦いが表面化してきた。楊令の元でますます強くなっていく花飛麟の今後の活躍ぶりも、楽しみだ。
読了日:06月20日 著者:北方 謙三
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19925298

■オーケストラの職人たち (文春文庫)
有名な指揮者である岩城さんは、偉ぶらない人だ。自分たちが表舞台で脚光を浴びていられるのも、裏方さんの素晴らしい働きによるものであることを知っている。好奇心旺盛な彼は自ら取材して、ステージ・マネージャー、オーケストラ御用達の楽器運送会社、演奏旅行に同行するお医者さん、写譜屋さん、ピアノの調律師、演奏会のチラシ配り会社の仕事を紹介している。裏方さんも素晴らしいプロであり、仕事に上下はないことを教えてもらった。さらに彼は、クラシックや演歌やロック等にも上下はない、好き嫌いがあるだけだと言う。素晴らしい。
読了日:06月15日 著者:岩城 宏之
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19778826

■これからの日本のために 「シェア」の話をしよう
デフレによる閉塞状態の日本では、慢性的な需要不足をいかに解決するかが大きな課題である。何しろ高齢者も若者もモノを買う意欲がない。著者は日本の消費や経済が「シェア」型に変化し始めていると主張する。社会の価値観が「モノを所有する」から「モノを共同利用する」、「コトを共有する」価値観に変化しつつあるというのだ。著者の「シェア」の概念は、シェアハウスやシェアカーに留まらず、かなり包括的だ。また統計的に明確に有意とは思えない部分もあるが、仮説としては面白いし、新しい社会の在り方を考える上で大いに参考になる。
読了日:06月06日 著者:三浦 展
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19562960

■楊令伝 3 盤紆の章 (集英社文庫)
ようやく、事態は大きく展開し始め面白くなってきた。南で方臘が宋への叛乱を起こし、北では金国と宋が組んで遼を追い込んだ。宋軍も南北に分かれ本格的な戦いに乗り出した。梁山泊の北の砦が完成し、楊令がやっと頭領になることを皆の前で宣言する。その場面が実にカッコいい。リーダーたる者、全員を圧倒する自信がなければならない。気力だけでも、武術の力量だけでもない。先の先まで読み切った上で下す的確な命令。そして同志への熱い想い。それが楊令の魅力に違いない。
読了日:06月06日 著者:北方 謙三
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19554055

■クジラの彼
なんで自衛隊?なんでラブストーリー?と思ったが、イメージが結び付かないところがやはり味噌だった。とりわけ女性の自衛官の仕事における強い顔と恋人の前で見せる弱い顔のギャップ。そんな意味で、「国防レンアイ」が一番グッときた。どこまでも我慢強く優しい男が、ある出来事をきっかけに一転ヒーローのようなたくましさを見せ、彼女は気づくというどんでん返し。最後に彼が残したメモの裏側の文が最高にカッコいい。たまにはスイーツを食べるのもいいもんだと思った。でも彼女が描く男たちはみんな優しいね。
読了日:06月02日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19451596


▼2012年6月の読書メーターまとめ詳細
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