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2013年4月 2日 (火)

2013年3月の読書メーター

2013年3月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1214ページ
ナイス数:128ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/195601/matome?invite_id=195601

■日本破滅論 (文春新書)
「列島強靭化論」の藤井氏と「TPP亡国論」の中野氏の対談。二人の根底にあるのは、現実を見ない経済学への批判、構造改革とグローバル化でデフレと格差を拡大した新自由主義への批判、思考を停止し私利私欲に走る大衆への批判である。日本の政治家・官僚・企業家・学者・メディアがそうした思考に陥り日本を破滅に導く動きをしていると警告し、自らは、本来の国民のために諸学問を俯瞰した総合的な経済政策の立案を志し、多数派に対抗して言うべきことを言い続けることを使命としている。政治・経済・社会について考える時の基礎を教えられた。
読了日:3月24日 著者:藤井 聡,中野 剛志
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/27296972

■週刊 東洋経済 2013年 3/2号 [雑誌]
「2030年あなたの仕事がなくなる」という特集を読む。少子化・IT化で、創造的な仕事と肉体労働以外の中間層の仕事がなくなる。肉体労働はグローバル化で新興国との競争により低賃金化する。先進国には新需要の創造が求められるが、日本は余り得意ではない。しかも世界で勝ち残れるのは上位2割。欧米に比べ日本は規制緩和の余地もあり、市場が大きく移民がいないので、国内にまだ仕事はあるがいずれ無くなるのだろう。しかし仕事がなく購買力もない人が増えると経済が回らなくなるから、いずれ所得再配分政策が必要になるというジレンマ。
読了日:3月20日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/27170354

■永遠の0 (講談社文庫)
0とは太平洋戦争で活躍した日本海軍の戦闘機「零戦」のことで、その搭乗員であり特攻隊員として戦死した宮部久蔵の物語である。その孫である二人の若者が、彼がどのような人間であったかを戦友たちから聞出し、真実が次第に明らかになる展開。ここに描かれたいるのは単なる戦争の悲劇を越え、人間性を無視し人命を無駄に使い捨てた日本の軍部エリートたちへの作者の怒りだ。そして今の官僚組織に同じものを感じているのだ。結末のどんでん返しは、涙なくして読めない。戦後の民主主義と繁栄の中で日本人が失ったものを考えさせられる。
読了日:3月20日 著者:百田 尚樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/27164571

■楊令伝 15 天穹の章
梁山泊が仕掛けた南宋水軍の杭州湾追込み作戦は見事だった。岳飛と秦容の戦いも面白かった。史進がいい所で現れる。自由市場を拒否するか、受け入れるかでもめる金国も結論を出した。自分は何をしているのかと責める呉用が、公孫勝の犠牲や史進の助けで大活躍したのが嬉しい。宣賛、武松と大物が死ぬ。自分を犠牲にして志を守るという精神をもった梁山泊の人たちの生き方がまぶしい。岳家軍を追い込む梁山泊軍を背後から襲う金国軍。最後は思わぬ結末だった。楊令と岳飛が組めていればと溜息をつく。物流が支配する新しい国はまだ見えていない。
読了日:3月3日 著者:北方 謙三
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/26647773

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