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2013年10月 2日 (水)

2013年9月の読書メーター

2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:896ページ
ナイス数:58ナイス

気功 その思想と実践 〈増補新装版〉気功 その思想と実践 〈増補新装版〉感想
健康のために気功・太極拳を続けているが、練習方法ではなく気の理論についてここまで深く総合的に解説した本は初めてで、大変勉強になった。気功の本来の目的は、人間の生き方の作為性・囚われをなくして自然さ=仏教の悟り・自由な心を取り戻すことであって、健康法はほんの入り口であることを知る。「気功とはすぐれた自己洗脳術」という苫米地英人氏の理論にも繋がる。後天意識(思考・知識)を捨て、無為無想で心静かにして、先天意識(魂、潜在意識)に還り、天地との一体感を感じ、万法唯心(万物は心から生まれる)を知ることだという。
読了日:9月25日 著者:廖赤虹,廖赤陽
ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)感想
「行き過ぎた市場原理」による米国社会の崩壊を告発したルポの第二弾。今回も教育・社会保険・医療・刑務所の民営化で、貧困層が増産されていく様が描かれているが、前回のブッシュ時代に対し、今回はオバマの時代である。リーマンショック後に大きな期待を背負ったオバマであったが、「変化」は起こらなかった。期待で国民の声が小さくなった分悪くなった。結局、政治家は企業の献金で動いているのだ。おかしいと声を上げ続けることが何よりも重要だと、著者は主張する。日本はアメリカの後を追ってはいけないと強く思う。
読了日:9月8日 著者:堤未果
ナショナル・アイデンティティと領土ナショナル・アイデンティティと領土感想
戦後ドイツが東西に分割されただけでなく、領土の1/4を失ない14百万人のドイツ人が被追放者となった悲劇を全く知らなかった。ソ連が領土拡張のためポーランド国境をドイツ領内に移動したためだ。戦後ドイツはこの国境を暫定としていたが、1970年ブラント政権は国境線を承認し領土を放棄した。但し法的には、戦前の帝国が存続したため、被追放者の抵抗の拠り所となり、90年の東西統一、国境条約締結まで論争が続いた。何故、ドイツは領土放棄ができたのかを克明に追跡した大変貴重な研究だ。ドイツの過去の克服のしかたに感銘を受けた。
読了日:9月7日 著者:佐藤成基

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