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2014年6月

2014年6月 4日 (水)

2014年5月の読書メーター

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1495ページ
ナイス数:101ナイス

さよなら渓谷 (新潮文庫)さよなら渓谷 (新潮文庫)感想
■雑誌記者が、母親による児童殺害事件を追っているうちに、大学の運動部員による集団レイプ事件の加害者と被害者のその後の不幸な人生を追いかけることになる。世間の男たちから、男故に許される加害者と、女故に許されない被害者の不条理が、リアルに描かれている。しかし加害者は自分を許さないことから、物語は驚きの展開をする。夫婦仲の悪い雑誌記者に、「歪な二人の関係を心のどこかでうらやんでいる」と言わせる辺りが、男女関係の難しさを焙り出していて凄い。実際に起こった二つの事件を題材にしているが、素晴らしく独創的な小説だ。
読了日:5月29日 著者:吉田修一


血管を「ゆるめる」と病気にならない (青春新書インテリジェンス)血管を「ゆるめる」と病気にならない (青春新書インテリジェンス)感想
■ハーバード大教授が最先端研究に基づき、血管が若返る生活習慣のヒントを紹介する。著者によれば、毛細血管の老化が老化や病気の原因なので、筋トレによって毛細血管の減少を防ぎ、夜に副交感神経を優位にして毛細血管を弛緩させ、睡眠中に修復再生をさせることが鍵だという。睡眠・入浴・運動・食事・呼吸法などの生活習慣が紹介されているが、特に、睡眠中に出る成長・抗酸化・抗ストレス等のホルモンのリズムに合わせて睡眠をとることが重要との話は参考になった。現代は生活が夜型になりがちだが、体内時計は適応しないというのがポイント。
読了日:5月27日 著者:根来秀行

もう一歩先の世界へ 脱資本主義の革命が始まったもう一歩先の世界へ 脱資本主義の革命が始まった感想
■フィデルはキューバ革命の指導者カストロの長男で政府最高科学顧問。苫米地氏は、富の独占と飢餓や戦争を招いた金融資本主義の後の新しい社会、資本主義でも共産主義でもない社会を構想する上で、お金に支配されない生活・経済・文化・社会保障等をキューバから学ぶべきだと言う。新しい社会では、物質的な豊かさや軍事力による安全よりも精神的な平穏を優先する価値観のもと、エネルギー開発と地球環境保護とを両立させ、差別と戦争のない世界の実現を目指すと言い、教育の重要性を説くのだが、キューバの社会制度の詳細が今一つ伝わらない。
読了日:5月26日 著者:苫米地英人,フィデル・カストロ・ディアスバラールト

日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則―感情に振りまわされない人生を選択する日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則―感情に振りまわされない人生を選択する感想
■日常の人間関係から生まれる悩みの原因は、100%自分にあるという。そんなコピーに惹かれて一気読み。主人公の家庭や会社での悩みを、ある人生の先達が解決に導くといった物語形式になっているので、読みやすく分かり易い。相手を人として尊重せずに、障害・道具・無関心なモノとして扱うと、相手もそれを感じて抵抗する。人に対し思いやりの心で接しない時、自己を正当化するために相手が悪いという感情に支配される。それがイライラの原因。その状態を著者は「箱に入る」と定義している。如何に箱に入らない自分に変えるかを説く。納得。
読了日:5月23日 著者:アービンジャー・インスティチュート

ビタミンF (新潮文庫)ビタミンF (新潮文庫)感想
■7つの家族模様が描かれている7つの短編集。いずれも37,8歳の典型的なサラリーマンが主人公の家庭であり、妻・息子や娘・老親との関係は、どの一般家庭にもありそうな様々な問題を含んでいる。主人公は人間・夫・父・子として、悩み考え行動するが、それですっきりと問題が解決するわけではない。しかし読後は、著者の主人公たちへの暖かい眼差しと励ましの気持ちを感じる。著者が後記で書いている「人の心にビタミンのようにはたらく小説」の狙いは成功している。7つの物語にはFで始まる言葉がキイワードとして埋め込まれているらしい。
読了日:5月16日 著者:重松清

日本人の99%が知らない戦後洗脳史  嘘で塗固められたレジーム (Knock‐the‐Knowing)日本人の99%が知らない戦後洗脳史 嘘で塗固められたレジーム (Knock‐the‐Knowing)感想
■著者は、一般に語られる戦後レジームは幻想であり洗脳によるものだと断じている。曰く、国連憲章に敵国条項がある限り日本は真に独立していない。天皇家は莫大な金融資本で旧財閥や電力会社を抑え、実質的な統治を続けている。ウォール街の金融家が支配する米国は、儲かる戦争を続けるため日本を軍需工場化した。結果的にそれが日本の復興と高度成長を助けた。日本の権力者たちが自分たちの利益のために、国民を犠牲にして対米従属を行ってきた。など、私たちの知らなかった事実を次々に明かしてくれる。具体的な裏付けもあり説得力がある。
読了日:5月11日 著者:苫米地英人

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